DevelopersIO 2023 大阪 – 勉強会「VMware Cloud on AWSの実演」 #devio2023

DevelopersIO 2023 大阪 – 勉強会「VMware Cloud on AWSの実演」 #devio2023

Clock Icon2023.07.31

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こんにちは、AWS事業本部の荒平(@0Air)です。

DevelopersIO 2023 大阪の AWS 質問ブース にて、プチ勉強会「VMware Cloud on AWSの実演」を実施しましたので、そちらを紹介します。
VMware Cloud on AWSがそもそも何なのかをざっくり知ることを目的としています。

VMware Cloud on AWSのご紹介

まずは、ご来場いただいた方のレベル感を確認しました。
最終的にはプチブースにも関わらず10名程度来ていただいていたのですが、およそ半数の方が「VMware Cloud on AWSを知っている」と答えていただき、思ったより認知度があるなと思いました。

入門にはちょうどいい文量の記事を過去に執筆していますので、下記をベースに「VMware Cloud on AWSとは何が嬉しいサービスなのか」をご紹介しました。

VMware Cloud on AWSを選択する理由は様々あると思っていて、ゲストOSのサポート期限であったり、運用保守のオペレーションコスト・学習コスト、可用性の観点などからシステムの規模によっては最良の選択肢となるというご紹介をしました。

また、クラウドの”いいところ”が享受でき、例えば新規でサーバを揃える必要もなく、調達性にも優れるというお話をしました。
VMware Cloud on AWSはイニシャルコストのみで比較するとかなり高く見えてしまいますが、5年単位などのトータル所有コストで見ればそれほど高くはない(むしろ、お値打ちな)のです。

お馴染みのvSphere Clientが使える!

このセッションは実演がメインのセッションなので、vSphere Clientに実際に接続して設定を見てみるなど、画面操作しながら解説を行いました。

オンプレミスを使っている方ならお馴染みのvSphere Clientの画面が使えるなど、かなり取っ付きやすいですよ〜、というご紹介をさせていただきました。

内容は以下記事のようなイメージです。

AWSサービスとの連携が簡単!

外部ストレージとして、Amazon FSx for NetApp ONTAPと接続できる旨を紹介しました。
接続すると、vSANにて保持するデータ量を削減することができ、ホスト台数を減らせてメリットがあるという点をお伝えさせていただきました。

セッション内では詳しく説明ができなかったので、是非以下記事もご覧ください。

頂いていた時間が20分だったため、残念ながらこのあたりで紹介は終了し質問タイムにしましたが、時間があれば紹介しようと思っていた記事はこちらです。

・RDSとの連携、およびRDS接続パフォーマンス

・EFSとの連携、およびファイル転送パフォーマンス

・ALBとの連携

・CloudWatchとの連携

質問コーナー

来場者の方から頂いていた質問を一部紹介します。

Q. VMware Cloud on AWSはどのくらいの費用が掛かるのか?

A. VMware Cloud on AWS Pricing Calculatorをご覧ください。(来場者の方には、その場でなんとなくの費用感をお伝えしましたが、Pricing Calculatorを見ていただくのが一番正確です)

また、どのくらいのリソース量が必要かを調べるためには、VMware Cloud Sizerというのも利用可能なので、ご参照いただければと思います。

Q. オンプレミスvCenterとの違いは何なのか?

A. ほとんど違いに気付くことなく使っていただけると思います。が、一部のデータストア(vSANDataStore)に書き込みができなかったり、操作できないロールがあったりとところどころで付与されている権限の違いがある点が、オンプレミスでの運用と異なる点です。

これはデメリットではなく、何かインシデントなどがあった際に、最終的にサポートと協力して解決できる可能性がある、という回答をしました。

また、実際に仮想マシンを操作不能にしてしまった例を投影にて紹介して、多くの納得をいただきました。
(これは、後日ブログへ執筆すると思います)

おわりに

DevelopersIO 2023へご来場いただき、耳を寄せていただいた方々にはこの場を借りて御礼申し上げます。
私自身、初参加・初運営でしたが、ご来場の方と触れ合い意見を交わすことができ、非常に有意義でした。

反省点を挙げるとすれば、きっちり資料を作ってこなかった点です。当日までぼんやりと喋る内容をまとめていたレベルで、やはり資料があったほうが良さそうでした。
来年以降にまたチャンスがありそうなら準備して臨みたいと思います!

このエントリが誰かの助けになれば幸いです。

それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました!

参考情報

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